内装工事のプロが選ぶ賃貸物件にオススメの白い壁紙は？

白い壁紙は種類が多すぎて選ぶのが難しい！

当社アーバントラスト（株）が運営するDIY資材購入アプリ「Myher’s Market（マイハーズマーケット）」の工事相談窓口に「白い壁紙の選び方が分からない！」という質問が多く寄せられています。

そこで、今回は工事相談窓口に良くある白い壁紙の選び方について内装業者目線からご紹介いたします。壁紙は色・柄や厚みなど適切なものを選ぶことで施工性や長期的にメンテナンス性の良いものを選ぶことが可能です。

是非参考にしてみて下さい！

白い壁紙を選ぶ前に知っておくこと！

見本帳やサンプル帳を見ると、白と言ってもいろんな色があると思います。アイボリーに近い白やグレーぽい白など様々です。柄も織物調や石目調など、どれを選ぶのが良いのか分からないというお問い合わせをよく受けます。似たようなものがたくさんあって、確かに選びにくいですよね。

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賃貸物件に最適なのは真っ白？

サンプル帳を見ていると、真っ白の壁紙があると思います。意外と部屋を綺麗に見せるために真っ白を選びたくなるものですが、退去時の原状回復を考えた時に、真っ白だと汚れが逆に目立ってしまい、貼り替えないといけない面積が増えることになります。入居から数年経ってくると、タバコのヤニではなくても日焼けや生活の汚れなどで黄ばんできます。

汚れを少しでも隠して貼替面積を抑えるためには、真っ白よりも少し色があったほうが長期的には良いということになります。実際に大手ハウスメーカーやデベロッパーでも汚れの目立ちづらいアイボリー掛かった白がベースの壁紙として採用されています。

壁紙の厚みを考慮しよう！

賃貸物件の場合、原状回復の度に何回も貼り替えを行っていることが多いため、壁紙を剥がした後に凸凹している場合があります。通常下地の悪い場所にはパテ処理を行い、平らにするという作業を行いますが、パテ処理は結構時間が掛かります。少しでも悪い下地を隠すために壁紙はできるだけ厚手で表面に凹凸のあるものを選ぶことが良いです。

賃貸物件で良く使用されている量産クロスと呼ばれるグレードは比較的厚手のものが多く使いやすくなっています。壁紙のメーカーサンゲツのSPシリーズがこのグレードになります。その中でも特に厚みがあり、下地の悪さが目立ちづらいのがSPの見本帳の中にあるあんしんシリーズ（品番：SP9701～SP9724）はオススメです。

施工業者にお願いするときも、「できるだけ厚手の壁紙を選んで下さい」と言われた経験はありませんでしょうか？その場合でもあんしんシリーズはクレームになりにくく、オススメです！

参考までに、柄物は壁紙の表面にインクジェットで印刷されているものが多いため、印刷する関係で表面の凹凸がなく、薄手ものが多いです。当然下地を拾いやすいため、下地処理は丁寧に行う必要があります。

白い壁紙オススメBEST３

いかがでしたでしょうか。白い壁紙についての問い合わせは工事相談窓口でも非常に多く、一度は迷うと思いますので、是非、知識を深めて実践してみてくださいね！